yamadam000163 「地方自治論」ノート報告
「空知広域市町村圏組合」 k000163 山田実穂
わが国の市町村の人口・面積の状況
(1)人口及び面積
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市町村数 |
人口(人) |
平均人口 |
面積(km2) |
平均面積 |
市 |
675 |
91,285,335 |
135,238 |
105,952.08 |
156.97 |
町村 |
2,543 |
27,030,183 |
10,629 |
265,253.06 |
104.31 |
小計 |
3,218 |
118,315,518 |
36,767 |
371,205.14 |
115.35 |
特別区 |
23 |
7,969,287 |
346,491 |
616.62 |
26.81 |
計 |
3,241 |
126,284,805 |
38,965 |
371,821.76 |
114.72 |
(注)1 |
平成14年4月1日現在の市区町村数を平成13年3月31日現在の住民基本台帳人口により集計した。 |
2 |
面積は全国市町村要覧(平成13年版)による。 |
(2)市町村の人口段階別の数・構成比の状況
(1) 市
区分 |
1万人未満 |
1万人以上 |
2万人以上 |
3万人以上 |
4万人以上 |
5万人以上 |
10万人以上 |
20万人以上 |
30万人以上 |
50万人以上 |
100万人以上 |
合計 |
|
団体数 |
(0.1) |
(1.8) |
(8.9) |
(11.9) |
(10.6) |
(33.6) |
(18.2) |
(5.8) |
(6.3) |
(1.6) |
(1.6) |
(100.0) |
|
|
累計 |
(0.1) |
(1.9) |
(10.8) |
(22.7) |
(33.2) |
(66.7) |
(84.7) |
(90.5) |
(96.7) |
(98.4) |
(100.0) |
|
人口3万人未満の市は73団体ある。→市全体の1割強
人口5万人未満の市は224団体ある。→市全体の約3分の1
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(2) 町村
人口8千人未満の町村は1,256団体ある。→町村全体の約半数 |
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(3) 市町村計
区分 |
1千人未満 |
1千人以上 |
5千人以上 |
1万人以上 |
2万人以上 |
3万人以上 |
4万人以上 |
5万人以上 |
10万人以上 |
20万人以上 |
30万人以上 |
50万人以上 |
100万人以上 |
合計 |
|
団体数 |
(1.6) |
(20.1) |
(26.1) |
(21.8) |
(8.2) |
(5.2) |
(3.0) |
(7.1) |
(3.8) |
(1.2) |
(1.3) |
(0.3) |
(0.3) |
(100.0) |
|
|
累計 |
(1.6) |
(21.7) |
(47.8) |
(69.6) |
(77.8) |
(82.9) |
(85.9) |
(93.0) |
(96.8) |
(98.0) |
(99.3) |
(99.7) |
(100.0) |
|
(注)1 |
平成14年4月1日現在の市町村数を平成13年3月31日現在の住民基本台帳人口により集計した。 |
2 |
各欄の( )書は構成比(各区分毎に計算<単位未満四捨五入>しているため、合計が一致しない場合がある。) |
<参照サイト>
総務省 合併相談コーナー
http://www.soumu.go.jp/gapei/index.html
○広域行政圏とは
平成3年より広域市町村圏と大都市周辺地域広域行政圏の両者を「広域行政圏」と総称することにしている。
「広域市町村圏」とは、圏域人口が約10万人以上であり、一定の要件を備えた日常社会生活圏を形成し、または形成する可能性があると認められる圏域をいい、昭和44年に設定された。
「大都市周辺広域行政圏」とは、圏域人口が約40万人程度の規模であり、地理的歴史的または行政的に一体と認められること等の用件を備えた圏域をいい、昭和52年に設定されている。
平成14年3月31日現在、北海道内の広域行政圏は「中空知広域行政圏」を含め、20広域行政圏が形成されている。
1.中空知広域市町村圏広域組合の概要
(1)中空知広域市町村圏組合とは
中空知5市5町村(芦別市、赤平市、滝川市、砂川市、歌志内市、奈井江町、上砂川町、浦臼町、新十津川町、雨竜町)によって構成される特別地方公共団体である。
介護保険の広域連合や消防、上下水道の一部事務組合などさまざまな形の広域行政が取り組まれている。
今回、中空知5市5町の首長による「中空知地域づくり懇談会」の中で、合併を前提としない、中空知を一つ地域として考え、地域の現状を分析し、従来の枠組みとは違う新たな可能性と目指すべき方向性を『中空知グランドデザイン』としてまとめられた。
(2)名称・組織
組合の名称 中空知広域市町村圏組合
組合の事務所所在地 〒073−0032
北海道滝川市明神町1‐5‐29 広域生活総合センター
TEL 0125‐22‐1226
2.中空知広域市町村圏の概要
(1)背景
昭和44年に芦別市、赤平市、滝川市、砂川市、歌志内市、奈井江町、上砂川町、浦臼町、新十津川町、雨竜町の5市5町が設定された。
(2)地勢
空知という地名の由来は、アイヌ語の「ソーラップチ」が語源とされている。
「ソー」は「滝」、「ラップチ」は「くだる」という意味。
北海道の中央部よりやや西方に位置し、東西約70km、南北180kmに及ぶ広大な内陸地帯の空知支庁の中央に位置する。
中空知の面積は約2000k㎢であり、東京都全体の面積に匹敵。
国定公園や道立自然公園北海道こどもの国のような緑豊かな山間地帯、実り多き田園地帯、そしてゆったりと流れる石狩川、空知川がある。
広い圏域内には、JRや高速道、国道が縦横に走っている。
札幌圏や旭川圏との節足点であり交通の便が良い条件をかねそろえる。
(3)気候
温暖、低温の両面を併せ持ち、寒暖の差が大きい。
雨は夏から秋にかけて多く、冬は気象変化の激しいことが特徴。
中空知地方は大雪に見舞われることが多々ある。
(4)人口
圏域内の人口は現在約13万人であり、自立した地域として成立を目指している。
全国的な少子高齢の傾向に加え、大都市への若者の流失などにより人口の減少が進んでいる。
(5)産業
かつて日本の経済成長を支えた国内炭の需要が減り、炭鉱閉山が相次ぎ、地域経済に大きく貢献してきた基幹産業を失った。
農業者の高齢化と離農、海外からの農産物の輸入の増大により、地域の基幹産業である農業への大きな影響がある。
(6)財政・公共施設
人口減少や景気の低迷などにより、輸入の伸び悩みが期待できない中、公共施設の維持管理、高齢化や環境問題への対応など行政経費の増加が見込まれ、財政状況は 厳しさを模している。
医療施設や公共施設などは現状において類似施設が多く、老朽化も進んでいる。
<参照サイト>
NAKASORACHI探検隊
空知支庁ホームページ
http://www.sorachi.pref.hokkaido.jp/marugoto/marugoto.htm
南空知広域市町村圏組合ホームページ
http://www.ms11.or.jp/